強度95%!ショアジギング向きなワンランク上のリーダーの結び方

ショアジギングをしているとリーダーの結び方で悩むことはありませんか?

自分ではしっかり組んでいるつもりだけど、結び目を見る度に

  • 強度がしっかり出ているか心配になる
  • ムラがあるような気がする
  • 太いラインだと締め込みが甘くなってる気がする

このように感じる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

そこでこの記事では、ショアジギングに最適なワンランク上のリーダーの結び方について解説します。

読んでいただければ上記の悩みはすべて解決し、自信をもって釣りをすることができるようになります。

それでは解説していきます。

リーダーの基礎知識から知りたい方は「ショアジギングのリーダーを徹底解説」をご覧ください。

目次

ショアジギングに向いているリーダーの結び方とは

結び目の画像

レリックスノットをおすすめします。あまり馴染みのないノットかと思いますが以下3つの特徴があります。

  • 非常に高い結束強度
  • ムラがなく安定している
  • 太いラインでも結べる

それぞれ深掘りしていきます。

レリックスノットの特徴① 高い強度

レリックスノットは結束強度90%を優に超えます。

MAX9㎏のPE1号で測定した結果は以下のようになります。

回数負荷(kg)強度
18.796.6%
28.3592.7%
38.695.5%
48.4593.8%
58.7597.2%
平均8.5795.1%
検証結果

FGノットの結束強度が80%~90%ですから、大幅に強度があがっていることがわかります。

いつ大物が掛かるかもわからないショアジギングにおいては非常に心強いノットとなります。

レリックスノットの特徴② 安定感がある

レリックスノットの利点として強度ムラが少ないことが挙げられます。

実は私、FGノットがあまり得意ではなく、僅かな締め込みの違いなどによるムラに頭を悩ませていました。

そんな時にレリックスノットを行ったところ結束強度92%を出すことができて驚いたことを覚えています。

ノットに慣れている方であれば、特に気を使わずとも安定した強度を維持できると思います。

レリックスノットの特徴③ 太いラインでも結べる

PEの号数が上がると締め込みがうまくいかないこともありますが、レリックスノットではその点心配いりません。

というのも、ファイト中の綱引きによってより結束部分が締まるため極論作業中にそこまで締め込む必要がないからです。

ノットガードやラインブレーカーが無くとも太糸を結べる点は非常に優れていると言えるでしょう。

もちろん細いラインでも十分な強度を得ることができます。

なお、ノットの強度を出すためにはライン選びも重要なポイントです。詳しくは「ショアジギングにおすすめのリーダー」をご覧ください。

レリックスノットの手順

手順のイメージ画像

ここからレリックスノットの結び方について図解付きで解説します。

最初にノットを組み易くするために、PE本線にテンションがかかる状態にしておきます。

以下のようにしておくと作業がしやすいです。

リールにスプールをつけたままロッドホルダーに固定してPEを出す

では結び方の手順に移ります。

STEP
PEとリーダーをクロスさせる

PEラインとリーダーを下の画像のようにクロスさせます。

ステップ1の画像

端糸の長さはそれぞれ以下のようにしておくと良いかと思います。

端糸の長さ
  • PE:クロス部分から20~25cm
  • リーダー:クロス部分から5~7cm

これがスタートポジションとなります。

STEP
PE(端糸)を2回巻きつける

PEの端糸をリーダーの上側を通って2回巻きつけます。

ステップ2の画像
ポイント
  • テンションを掛けながら丁寧に巻いてください。
  • 空いている指で巻きつけた部分を押さえながら行うとやりやすいです。
STEP
PE(本線)を1回巻きつける

PE本線をリーダーの上側を通りながら、先ほど巻いた端糸に重ねるように巻きつけます。

※クリックで拡大できます。

ポイント
  • ステップ2で巻きつけた部分が解けないよう指で押さえながら行います。
  • テンションが抜けないよう注意してください。

ここまでが編み込みの1セットとなります。

STEP
編み込みを計8セット行う

ステップ2,3の工程を残り7セット、計8セット行います。

ステップ4の画像
STEP
仮止め

PEの端糸で「PE本線+リーダー」に対してハーフヒッチで仮止めします。

ステップ5の画像

仮止めしたあと、編み込み部分が緩いようでしたら締め込みを行っていただいても構いません。その際は十分に湿らせてください。

STEP
PE(端糸)をリーダーに1回巻きつける

PEの端糸をリーダーのみに対して1回巻きつけます。

ステップ6の画像
ポイント

適度にテンションをかけながら行います。

STEP
PE(端糸)をリーダーとPE本線に1回巻きつける

PEの端糸をリーダーと本線に対して1回巻きつけます。

ステップ7の画像

この「リーダーに対して1回巻く+リーダーと本線に対して1回巻く」を1セットとします。

STEP
計8セット行う

ステップ6,7の工程を残り7回、計8セット行います。

ステップ8の画像

※端糸が足りなかったため画像では6セット行っています。

STEP
エンドノットで締め込む

PEの端糸でリーダーとPE本線に対してエンドノットをして締め込みます。

ステップ9の画像

その後はリーダーの端糸をカットして焼きコブを作ってください。

STEP
PE本線にハーフヒッチ

最後にPEの端糸で本線に対してハーフヒッチを数セット行い、焼きコブから保護します。

その後は余った端糸をカットすれば完成です。

お疲れ様でした。

ショアジギング向きなリーダーの結び方:まとめ

釣り人の画像

本記事では

  • レリックスノットの特徴3つ
  • レリックスノットの結び方

について解説いたしました。

青物とのファイトでは高い強度と安定感のあるノットが必要不可欠です。またショアジギングをステップアップすれば必ず太いラインを使用することになりますが、その際もレリックスノットは役立ってくれるはずです。

本記事を参考に是非ラインシステムに取り入れていただけたらと思います。

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TETSU
FP2級技能士 AFP 宅建取引士
釣り動画の見よう見真似で初めて早4年。今では釣れようが釣れなかろうが年中プラッキングをやるまでになりました。プラグは動かしているだけで楽しいよねって思える方、僕と仲良くなれそうです。

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