釣りを始めようと思っているのですが、マナーや注意点とかあれば知りたいです。
今日はそんなご要望にお答えします。
この記事を読むメリット
- 安全に釣りが始められる
- 他の人とのトラブルを回避できる
- 良い釣り師になれる
読んでいただければすぐにでも釣りに行ってOKです。
「最低限これだけ知ってほしい」という内容に絞ったので。
- いきなり釣りに行くのはなんか不安
- 周りの目がちょっと気になっていた
こういった方はこの記事を読むと幸せになれます。
ポイントは以下4つ
- 安全を優先する
- 漁港でのマナー
- 他の人への配慮
- 環境への配慮
それではひとつずつ解説していきます。
安全を優先する
釣りは誰もが楽しめる一方、ケガや最悪命に係わることもある危険なレジャー。
何より安全面を優先してください。
- ライフジャケットの着用
- 波や風のチェック
- 過信しない
- 毒魚には絶対触れない
最低でも上記4つは徹底しておきましょう
決まり文句みたいですがマジで気を付けてください。
ライフジャケットの着用
膨張式でも良いですができればベスト型が理想。
出典:mazume
なぜかというと衝撃からも身体を守ることができるからです。
例えば以下のような時
- 転んだ時
- 落水して波に揉まれても岩にぶつかる
ベストであればプロテクターとしても機能しますから大けがしなくて済みます。
「危ない!」って場面は急に訪れます。備えておきましょう。
波や風のチェック
まず釣行の前日に波風は必ずチェックしておきましょう。
天候次第では
- 中止
- 切り上げる時間を決めておく
といった判断が必要です。
目安として「風速4m以上」「波1.5m以上」の両方、あるいはどちらかが絡んでくると場所によっては危険となります。
海辺は天候が変わりやすいので当日の確認もお忘れなく。
過信しない
「俺なら大丈夫!」とは思わないことです。
一番危険なのがこの「過信」なので。
事故につながりやすいパターンは以下3つです。
- 足場の悪いところに立つ
- 風や波をなめてる
- 夏場に肌を露出しすぎてる
- 足場の悪いところに立つと・・・
-
キャストした時や大きな魚が掛かった時にバランスを崩して落水や転倒する恐れがあります。
ロッドを保護しようとして、受け身を取らずに大けがになることもありますから気を付けてください。
- 風や波の怖さ
-
突発的に平均以上の風や波が襲ってくることがあります。どんなに体が強くても自然には到底太刀打ちできません。
常に「今より強い波風が来ても大丈夫か?」という視点で警戒してください。
- 肌が露出していると・・・
-
転倒した時にひどい裂傷になることがあります。
漁港内では漁具などの危険物によって大事故になることもありますから、なるべく身体を保護するよう配慮すべきです。
常に最悪を想定するくらいビビってるくらいがちょうど良いです。
毒魚に注意する
普通に釣りをしていても割と出会ってしまう毒魚3種をご紹介しておきます。
- アイゴ(バリ)
- ゴンズイ
- オニカサゴ/オニオコゼ/ハオコゼ
- アイゴ(バリ)
-
出典:WEB魚図鑑 恐らく最も出くわすのがこのアイゴ。
背びれ・腹びれ・尻びれの棘は全て毒腺があり、刺されると病院送りなるほどの激痛が走ります。
もし釣れてしまったら
- 脚で踏んで針を取る
- プライヤーなどの道具で針を外す
という風に全力で棘を警戒してください。
TETSU最悪ラインを切ってリリースするのもアリだと思います。
- ゴンズイ
-
出典:WEB魚図鑑 比較的夜に釣れることが多い毒魚です。
背びれ・胸びれに毒腺があり、これまた刺されると激痛が走ります。
- オニカサゴ
-
出典:WEB魚図鑑 カサゴに似ていますが別物です。
各ヒレだけでなく顔の棘にも毒があるため非常に厄介な魚。
見分け方は以下2つです。
- カサゴとは一線画す悪そうな風貌
- ヒレに黒色の斑点がある
ここでは3種を取り上げましたが毒魚は他にも生息しています。よくわからない魚が釣れた時は迂闊に触れず、調べるようにしてください。
漁港でのマナー
初心者の方が一番足を運ぶであろう「漁港」。
ここでは以下に注意して下さい。
- 漁師さんの邪魔はしない
- 船や漁具を大事にする
- 禁止エリアに入らない
堤防封鎖の原因のほとんどがコレ。守れない人多すぎ。
漁師さんの邪魔しない
漁港では漁師さんが優先です。
なので
- 船が通りそうなら仕掛けを全力で回収する
- 港に接舷してきたら自分が退く
- 堤防で作業されてたら場所を空ける
これらは必ず守る必要があります。
僕らは「組合の方々の理解の上で釣りができている」ので気を付けましょう。
船や漁具を大事にする
港内にある船や漁具にも配慮が必要です。
- 魚を釣りたい一心で船近くに仕掛けを投げる➡船を傷つける
- 漁具を勝手に使う➡破損させる
こういったことの無いよう気を付けてください。
余談ですが、良く通っていた漁港が一発で立ち入り禁止になりました。
原因は
- 漁港でキャンプをした連中が漁具をグチャグチャにした
- 停泊してある船に用を足した
とても大人がやったと思えない愚行ですが現実です。
重ねますがマナーと常識ある行動を意識しましょう。
禁止エリアに入らない
たまに漁港内の一部が「立ち入り禁止」となっている場所があります。
なんの為に立ち入り禁止になっているかまでは正直わかりません。
- 危険な物がある
- 大事なものがある
- 場所的に危ない
いずれにせよ、全面禁止にすれば良いものの一部制限ということは釣り人への配慮がある気もします。
なので、そう書いてあれば入らないのがマナーというもの。
「たとえその先にどれだけ魚がいても」です。
他の釣り人への配慮
釣りに行けば当然他の方とも重なることはあります。
お互い気持ちよく楽しむためには以下は覚えておきましょう。
- 距離を空ける
- 仕掛けの位置を把握しておく
距離を空ける
自分が入りたいポイントであっても先行者がいれば距離を取って釣座を構えてください。
基本的には釣り場は早い者勝ちです。(もちろん譲り合いは大切です)
あまり距離が近いと
- 仕掛けが絡まる
- パーソナル空間が維持できず落ち着かない
と良いことがありませんし思わぬトラブルに発展することがあります。
必要な距離は地域や釣法にもよりますが、できれば10~15m、少なくとも5mは必要でしょう。
仕掛けの位置を把握しておく
他の釣り人の仕掛けは常に意識して干渉しないよう気を付けてください。
ルアーや投げ釣りなどで近くに「ドボンドボン!」やっていると
- 絡まる
- メチャメチャ怒られる
ことがあります。
初心者の方はわかりにくいかもしれませんが、「フカセ釣り」をされてる方は釣り場を作るといって魚を寄せているからですね。
ウキを使っていますからよく見て距離感を意識しておきましょう。
環境への配慮
釣り師たるや目に見えない環境への配慮も忘れてはいけません。
- 騒がない
- 後始末
- キャッチ&リリース
上記3つそれぞれ解説します。
騒がない
釣り場ではキャッキャ騒いではダメです。
臆病な魚をジッと狙ってる人も居ますし、港には民家も立ち並んでいます。
ただでさえ釣り師は朝が早いですから住んでる人からすればたまったもんじゃありません。
くれぐれもお静かに。
ゴミは絶対に持ち帰る&キレイにする
- 仕掛けのパッケージ
- 食べ物のプラ
これらのゴミは持って帰ってください。
海にポイポイ捨てるアホをたまに見かけますが、皆さんはあーなってはいけません。
キャッチ&リリース
- 小さい魚
- 卵を抱えてる個体
これらは大切に海に返してください。
釣りというのは計らずともこういった個体を釣ってしまいます。
釣っておいて勝手な事を言うなとお怒りの方がいらっしゃることも承知ですが、それでもリリースしないよりマシだと思います。
ただ、傷ついて生存が難しそうなら持ち帰って食べるべきです。
- 生かせそうならリリース
- そうでないならちゃんと糧にする
僕はそれが良いと思ってます。
まとめ:周囲への気配りがあれば大丈夫
本記事では釣りを始めるにあたって知っておきたいマナー4つをお伝えしました。
- 安全を優先
- 堤防でのマナー
- 他の人への配慮
- 環境への配慮
ただ釣りのマナーについて調べてらっしゃるあなたなら心配入りません。
こういう話って形式より本質が大事ですから臨機応変に対応していきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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