ロックディープ120Sが気になっています。使った感想を教えてください。
そんな疑問をお持ちの方のためにこの記事ではロックディープ120Sの
- 特徴や使い方
- 使いどころ
- 注意点
について解説します。読んでいただければあなたに必要なミノーなのかわかるかと思いますので是非最後までご覧になって下さい。
良かったら青物ミノーのおすすめ3選もご覧ください。
ロックディープ120Sの特徴
ロックディープ120Sとは荒磯向けに最適化されたルアーであるコルトスナイパーシリーズのミノーです。
ここではシリーズ共通とロックディープ固有の特徴をそれぞれ順を追って説明します。
コルトスナイパーシリーズの特徴
コルトスナイパーを冠するルアーには以下3つの特徴があります。
- 3Xボディ
- ジェットブースト
- スケールブースト
- 3Xボディ
-
ボディ内部がリブ構造となっているため耐衝撃性に優れます。
ルアーの回収時や魚を取り込んだ後の首振りなどでも破損することはほぼありません。
- ジェットブースト
-
重心移動システムのことでキャスト時には重心が後方へ、着水時には前方へ戻ります。
これにより飛行姿勢が安定して飛距離が伸びるだけでなくスムーズに泳ぎ出しを開始します。
- スケールブースト
-
魚の鱗を再現したホログラムのことで、光を反射し強烈なフラッシングをします。
ミノーなどローリングを行うタイプのプラグと非常に相性の良い機能と言えるでしょう。
ロックディープの特徴
ロックディープには高活性時な時間帯や表層系プラグで反応が得られない状況を打破するというコンセプトがあります。
そこで以下2つの特徴を持っています。
- 大型リップ
- 一口サイズの小型ボディ
- 大型リップ
-
ソルトルアーでは珍しいロングビルタイプを搭載しており水深5~7mのレンジをキープすることが可能です。
活性が落ちるとともに魚の滞在レンジも下がりますから、効率的に深場をサーチするという意図があります。
- 一口サイズの小型ボディ
-
低活性時でも口を使いやすいよう小さめのサイズとなっています。ロックショア向けとしては貴重なサイズ感だと思います。
ロックディープ120Sのアクション
タイプとしてはウォブンロールでキビキビとした泳ぎをします。前述のスケールブーストとの相性が良くフラッシングで広範囲にアピールすることができます。
またデッドからファストリトリーブまで対応しており泳ぎの安定感は抜群に良いです。
ロックディープ120Sの使い方
基本はただ巻きのみでOKですが、ストップ&ゴーやジャーキングも混ぜてやると良いでしょう。
それぞれ解説していきます。
ただ巻き
キャスト後、着水したらやや早めのリトリーブを行います。これで潜行を始めますので目的のレンジに到達したら通常のリトリーブに切り替えます。
また状況に応じて巻き速度を変えてみるのも良いでしょう。
- 活性が低い=デッドリトリーブ
- チェイスがある=ファストリトリーブ
このようにプラグ自体のアクション性能に任せた使い方が基本となります。
ストップ&ゴー
リールを1~2回転させてから一瞬止めるというショートな操作が有効です。
ルアー自体の動きとしては「ブルブルっと泳いだ後、徐々に頭をさげて降下」を繰り返します。頭を下げ始めたタイミングでバイトしてきますからアワセの準備は常にしておくと良いでしょう。
また応用として、フォールさせた後にボトム付近で使用すればボトムバンピング的なアプローチをすることもできます。
根魚が反応することも多いためボウズ逃れとしても覚えておいて損はないと思います。
ジャーキング
ジグで行うような横ジャークを入れてやると左右に小刻みに頭を振りながら前進します。
弱ったベイトのようなフラつきを演出しつつ強烈フラッシングを放ちますので食わせのアクションとして使っています。
ただ巻きでチェイスが確認できた時などに混ぜてやると良いと思います。
標準搭載のフックサイズとシングルフックにする方法
フックを新調したい方用に標準搭載の番手についてお伝えします。
公式に#2以外の情報が無いので断言できませんが恐らくSTX-58#2だと思います。
理由としては以下の特徴があるからです。
- 長めのストレートポイント
- 針先がやや内向き
他にST-56の可能性もありますが、仮にそうだとして以下の通り重量の差はごく僅かですから誤ったとしてもアクションに問題が起こるとはまず無いでしょう。
サイズ | 重量 |
---|---|
ST-56 | 1.41g |
STX-58 | 1.46g |
個人的には刺さりと強度にも優れるSTX-58をおすすめします。
シングルフックにする方法
ロックディープは特性上シモリやウィードに触れる可能性が高いですから根掛かり対策としてシングルフックにしておくと良いかと思います。
手順としては標準フックに近い重さのものに換装してアクションチェックという流れになりますが、参考までに私が使用しているフックをご紹介します。
品名 | 重量 |
---|---|
ヴァンフック:キャスティングスペシャル3/0 | 1.3g |
泳ぎの破綻やフック絡み等もなく使用できています。
ロックディープ120Sの使いどころ
使用するタイミングとしてはコンセプトにある通り表層に無反応な時ですが、もう少し具体的にわかりやすい場面を3つご紹介します。
- 海水の明度が高い
- 足元がドン深なポイント
- 高温期や極端に気温が下がった日
明度が高い
海水が透き通っているような状況では中層以深が狙い目となることがあります。
理由としては海鳥の特攻を警戒してベイトの遊泳レンジが下がり気味になることがあるからです。
とはいえ、下がり過ぎると今度はボトム付近の青物や根魚から捕食されるリスクもあることからボトムより上の層に多く溜まると言われています。
というわけで青物のスイッチが入ればこの中層以深あたりまで浮上してくる可能性があるため、ロックディープがハマる可能性は大いにあると思います。
足元がドン深のポイント
堤防はもちろん磯などで足元付近が壁っぽくなってるところは魚が底に着いていたり追い込み場所(バイトゾーン)になっていることがあります。
足元で浮き上がるタイプだと食わしきれないことありますが、ロックディープは深度を保って足元まで引けますのでチャンスを増やせます。
高温期や極端に気温が下がった日
初夏から残暑が残るくらいまでは、高活性な個体でもレンジが下がることがあります。メカニズムとしては以下のようになります。
- 夏場は植物性プランクトンの光合成が活発になる
- 栄養は海水より比重があるため沈んでいく
- 栄養を求めるベイトのレンジが下がる
- 青物も下がる
また平均気温からグッと冷え込んだ日も水温が安定している中層以深に着くことがありますのでディープミノーが有効となります。
ロックディープ120Sの注意点
ロックディープを使用する上で気を付けておきたい点がありますので解説していきます。
- アイが小さい
- 根掛かり注意
- ステイは条件が要る
アイが小さい
ご覧の通り小さいです。これの何が問題かと言うと以下2つあります。
- 強度が高いスプリットリング入らない
- 入っても段差に引っかかってアクションに悪影響がでる
ルアーが小さいからと言って大きいのが掛からないというわけではないにも関わらず、どうも小型のルアーはアイが小さくなる傾向があります。
青物狙っている以上は不意な大物を常に想定しますからできればリングで接続したいとこなんですが困ったもんです。
対策としては
- 高強度のスナップにする
- リングを数珠繋ぎにする
かなと思いますが、私はリスクを承知でスナップにしています。
ホントに破断するかどうかはわかりませんが、強気にファイトできないのが問題なんです。主導権が取られないよう気を付けないといけません。
根掛かり注意
シャローやシモリが多いエリアで使用する際は注意してください。
なかなか潜ってくれますから根掛かり待ったなしです。
ステイは条件が要る
先ほどの動画にもありますが、ステイしようとすると頭からストンとフォールします。
なのでシンキングミノーご愛好の皆さんが想定するような
- 水平でゆっくりフォール
- おいしいゾーンでステイ
とかはできません。ロックディープは動かし続けるミノーです。
ただ、ある程度の流れがあれば話は別で潮流を利用した漂うようなアクションが可能です。
サラシの中で使えばヒラスズキが喰ってくることもありますからコツを掴んでおくと良いでしょう。
ロックディープ120Sのインプレまとめ
ロックディープ120Sは
- 中層攻略の引き出しを増やしたい
- ジグやシンペンで中層キープするのが苦手
という方にはピッタリなプラグです。
今回ロックディープを使って改めて思いましたがレンジキープできるプラグはやはり最強です。
いつ回遊してくるか分からない青物は目の前を通り過ぎる電車みたいなもの。その時、表層や中層を通る食い気のある魚にどれだけアピールしているかが釣果の分かれ道となります。
ご興味があれば一度使ってみてください。
参考になれば幸いです。
ミノーのインプレ記事です。良かったらご覧ください。
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