名作ミノー「タックルハウス:K-TENブルーオーシャン」にビッグゲーム用にチューンナップされたモデルがあるということで気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事ではブルーオシャンシンキングワークスについてインプレしたいと思います。読んでただければ以下について理解することができるでしょう。
- 特徴やアクション
- 使い方
- シングルフックにする方法
- 使った感想とおすすめの使いどころ
自分に合ったプラグなのかも分かるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
良かったら青物ミノーのおすすめ3選もご覧ください。
K-TENブルーオーシャン シンキングワークスとは?
K-TENブルーオーシャンシンキングワークス(以下SW)とはシーバスされてる方にはお馴染みタックルハウスの名作ミノー「K-TENブルーオシャン」を対青物やマグロ用にチューンナップしたモデルのことで以下3サイズから選ぶことができます。
モデル | タイプ | 全長 | 重さ | フック | リング |
---|---|---|---|---|---|
BK175SW | シンキング | 175mm | 58g | ST-66#2/0 | H#7 |
BK140SW | シンキング | 140mm | 51g | ST-46#1 | #6 |
BK115SW | シンキング | 115mm | 35g | ST-46#1 | #5 |
大きな違いはフローティングタイプが無く、SWの名の通り全てシンキングとなっています。
K-TENブルーオーシャン シンキングワークスの特徴
ロックショアやオフショアなどのハードな環境にも適するよう以下の特徴があります。ブルーオーシャンから継承している点もありますが改めてご紹介します。
- K-TENシステム
- ヘビーウェイト
- 肉厚ボディ
K-TENシステム
簡単に言えば重心移動システムのことです。
キャスト時には重心が後方に移動することで姿勢を安定させ飛距離を伸ばすことができます。着水すると重心はフロント側へ移動してスムーズな泳ぎ出しをサポートします。
ヘビーウェイト
ブルーオーシャンと比較して重量が大幅に増しています。
ブルーオーシャン | 重量 | シンキングワークス | 重量 | 重量差 |
---|---|---|---|---|
BKF175 | 48g | BK175SW | 58g | +10g |
BKS140 | 35g | BK140SW | 51g | +16g |
BKS115 | 25g | BK115SW | 35g | +10g |
SWがビッグゲーム向きになったとされる最たる理由がこのヘビーウェイト化で、風が強い状況でも飛距離を伸ばしやすくなるとともに海が荒れていても素早く沈下し水中内に留めやすくなっています。
ボディが肉厚
ボディの厚みが3㎜程ありますから磯での回収時や魚の首振りに対する耐性があります。
事実、私はSWを2年程ロックショアで使用していますが未だ現役です。(塗装はボロボロですが)
余談ですがブルーオーシャンと同じくウェイトルーム内には「良き思い出のために」というメッセージが掘ってあります。
K-TENブルーオーシャン シンキングークスのアクション
シンキングミノーらしいローリング主体のアクションですが、巻き速度によるレスポンスは良好で以下のように泳ぎが変化します。
- ファスト:強めのローリング+イレギュラーなフラつき
- ノーマル:ローリング
- スロー:微弱ローリングまたはI字
K-TENブルーオーシャン シンキングワークスの使い方
使い方は以下2つだけ覚えておけば十分です。
- ただ巻き
- ストップ&ゴー
ただ巻き
泳ぎが完成されていますから余計な小細工は無用、基本はただ巻きです。
強いて言えば前述の通りリトリーブだけでメリハリをつけていくと良いでしょう。
例えば
- どこに魚がいるか分からない状況ではファストリトリーブでアピール
- サラシの中やシモリ付近はじっくり通す
といった具合です。
ストップ&ゴー
ただ巻きで追ってはくるけど喰いきらない時などに使用します。
ポーズ時に浮き上がりがなく、違和感のない水平姿勢でバイトチャンス作ることができます。
やり方は以下の通り簡単ですから覚えておくと良いでしょう。
- 数回巻く
- ピタッと止める
以下①②の繰り返し
「動かしてないと見切られるんじゃ・・・」と思われるかもしれませんが大丈夫です。
動かないことが逆にリアルでバイトを誘発させることがあるからです。
特に以下のようなポイントでは長めのポーズを取って少し流してやるのも良いでしょう。
- 潮の壁
- サラシの中
小魚が波に揉まれたような自然なアピールをすることができます。
標準フックサイズとシングルフックに変更する方法
大型青物に備えてシングルフック化する人も多いかと思いますのでやり方と参考例を紹介しておきます。
以下簡単4STEPです。
- 標準フックの確認
- フックの重量の確認
- 近い重量かつ程よいサイズのフックを探す
- 実際に交換してみてアクションチェック
今回のケースではシャウトのシングルクダコ4/0と5/0でテストしました。
サイズ | 重量 |
---|---|
4/0 | 3.3g |
5/0 | 4.4g |
上記の通り重量的には5/0が最適ですが、泳がしたところフックがボディに絡むことがあったため4/0を選択しています。
良かったら参考にしてください。
K-TENブルーオーシャン シンキングワークスを使った感想
とにかく魚を連れてくるルアーです。兄貴分のBKFは「生エサだ」とまで言われていますが、そのDNAをしっかり受け継いでいましてSWも十分生エサです。
魚が居れば反応してきますが特にブリ族にすこぶる効く印象ですので、晩秋から初冬のハイシーズンには持ってこいのルアーと言えるでしょう。
釣果は申し分なしです。
ただ1つ気になったのは塗装が異様に弱いことで、着水の衝撃で塗装が消し飛んだのにはさすがに萎えました。
しかしそのおかげでウェイトルームのメッセージが拝めたり上記のように釣果には影響ない等、何だか複雑な気持ちにもなります。
この辺りが気になる方は初めからクリアカラーを選ぶと良いと思います。
K-TENブルーオーシャン シンキングワークスの使いどころ
前述の通り、青物釣りのハイシーズンであれば積極的に使用していきたいルアーですが以下のような状況もおすすめです。
- 急深エリア
- 強風下や海面が荒れている
急深エリア
磯や堤防の足元は魚の追い込み場所やバイトゾーンになっていることがありますから、浮き上がりがないSWで丁寧に探ってみると良いと思います。
特に足元でサラシが出ているポイントは有効でポーズを入れた瞬間にバイトしてくることがあります。
悪天候
- 風の影響でラインが広がって水中に入りきらない
- 波でプラグが浮き上がってしまう
こういう時はSWは1本でやりきってもいいじゃないでしょうか。
公式にもある通り可能な限りウェイトを積んでいますから素早く潮に馴染みますし、しっかり水を噛んでくれます。レンジキープ力は最強です。
K-TENブルーオーシャンSWのインプレまとめ
この記事ではブルーオーシャンSWの以下について解説しました。
- 特徴やアクション
- 使い方
- シングルフックにする方法
- 使った感想とおすすめの使いどころ
生エサと称されるミノーにご興味がある方は一度試してみてください。
参考になれば幸いです。
ミノーのインプレ記事です。良かったらご覧ください。
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