青物ポッパーと言えばバレットブル。一度は見たことあるし聞いたこともあるぞということで、ちょっと気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事ではバレットブルについて解説します。読んでいただければ以下について理解することができるでしょう。
- 特徴と操作方法
- シングルフックにする方法とおススメカラー
- メリットとデメリット
- 主な使いどころ
自分に合ったポッパーなのかも分かるかと思いますので是非最後までお付き合いください。
それでは解説します。
よかったら【最強】青物ポッパーのおすすめ5選もご覧ください。
バレットブルのアクション
バレットブルは水平姿勢によるエラーが少ないアクションが魅力です。下からの視認性が高く深場での誘い出しに向いていると言えます。
また大口径カップのため移動距離が抑えられており、ステイを混ぜながらじっくり攻めるのが得意なポッパーです。
バレットブルの使い方
以下4つのアクションを使用します。
- ショートポッピング
- スプラッシュ
- スイム
- ステイ
それぞれ解説します。
ショートポッピング
操作方法はショートジャークをすればOKです。
ショートジャーク
- ロッドを下方向へサビく(あまり長くはサビかない)
- ロッドを前方に戻しながら糸ふけを回収
- 以下①~②の繰り返し
ショートジャークを連続して行うことで「カポッ!カポッ!カポッ!」としぶきを上げながら小刻みにスイムします。(動画内の2:22~2:34)
スプラッシュ
ロングジャークをすればOKです。
ロングジャーク
- ロッドを下方向へ長くサビく
- ロッドを前方に戻しながら糸ふけを回収
- 以下①~②の繰り返し
大きなしぶきを上げ続けながら海面をスイムします。
スイム
ティップを海面に近づけてただ巻きすると、海中で泡をまといながらウォブリングします。
リーリングの強弱で泡の量をコントロールできますから、アピールが欲しい時は強め、静かめに誘うときは弱めに巻くなどシチュエーションに合わせて調整してください。
ステイ
プラグを操作せずに止めておくのをステイと言いますが、タイミングが重要です。
ポッピングやスイムによって出た泡の中でステイさせます。
青物は音の発生源と泡に向かってバイトしてくることがありますから、泡に紛れさせながら誘い出します。意外と重要なテクニックですから是非取り入れてください。
泡が薄くなってきたらアクションを入れるという感じにすると良いでしょう。
バレットブルをシングルフックにする方法
バレットブルをシングルフックに交換するときは、標準のトリプルフックと近い重量のものを選べばOKです。
手順は以下4STEPです。
- 標準搭載のフック確認
- 標準搭載フックの重量を確認
- 近い重量のフックを探す
- 交換してアクションチェック
各社より発売されているプラグ用シングルフックやシングルアシストの中から近い重さを探します。
私は以下の商品からチェックしていきます。
プライヤーを使用してフック交換すれば作業自体は完了となります。
あとは実際に動かしてみてアクションチェックをしていきますが、見るべきポイントは
- 妙な動きをしないか
- ポッピングしにくくなってないか
- エビらないか
などです。修正が必要ならステップ3に戻って他のフックを地道に試していくしかありません。
とはいえ、ポッパーはダイビングペンシルほどシビアではありませんから問題が起こることはほぼないです。
シングルアシストもおススメ
シングルフックも良いですが私はアシストタイプを好んで使用しています。
理由
弱い吸い込みの時でも口に掛かりやすいからです。
青物は捕食対象の大きさに合わせて吸い込みの力を調整します。マイクロベイトパターンではその力は最小限で、遊びの少ないシングルだと口内に掛かりません。
なので私のバレットブルは以下のセッティングにしてあります。
サイズ | フック |
---|---|
130mm | シャウト:シングルクダコ3/0 |
160mm | シャウト:シングルクダコ4/0 |
バレットブルのおすすめカラー
私の考えで恐縮ですが、操作しやすいよう視認性が良いカラーを選べば良いと思います。
理由
「青物は目が悪く波動で獲物を感知する」と言われているからです。
動体視力は良いみたいですが、これは「追い越すようなコースが理想」とかのアプローチの話になりますからカラーとは関係ありません。
強いて言うとすればコントラストには敏感みたいなので、バックとサイドの濃淡がはっきりしていてフラッシングするカラーを選ぶと良いでしょう。
- ピンクイワシ
- グローベリーチャート
- ショッキングオレンジ
この辺りが候補になるかと思います。
私が購入した当時は上記のような考えがなかったのでイワシカラーを選びましたが、今買うならこの中から選びます。
「魚はカラーが見えている」という考えでチョイスされている方を否定するものではありません。各々が釣りをしていて感じることがありますから、最終的には自分が信じられる論理に基づいて決めるのが一番です。
バレットブルのメリット2つ
ここからは個人的に「ここが良かった」と思ったことを2つお伝えします。
- 飛距離がある
- エラーが少ない
飛距離
非常に推進力がありグイグイ飛距離が伸びますから、新しい重心移動システム「マグバレット」の恩恵は感じます。
公式には90mとありますが、私の使用環境と実戦値は以下の通りです。
ロッドHクラスでリール14000番のPE5号タックルでF160を投げたところ70~75m程。無風であれば80m近くまであるかなというところです。
トッププラグとしては十分ですし、投げているだけで楽しいです。
エラーが少ない
多少荒れていてもエラーがなくキッチリ足元まで引いてくることができます。
大口径のカップのおかげで水噛みが良く、ポッピングアクションがしやすいです。
使って感じたデメリット
ここからはデメリットのお話です。
- 体力を消耗する
- ポッピング特化
体力を消耗する
130㎜で50g、160㎜で80gとウェイトがありますからキャスト時の負荷が強く、また大口径カップのため水抵抗が強くアクション中も腕に負担がかかります。
私はそれなりに身体を鍛えていると思っていますが、それでも息があがることがありますから体力に自信がない方は辛いかもしれません。
ポッピング特化
スリムポッパーなどで可能なダイビングアクションはできません。
基本的に水平姿勢のタイプは入力が前方にしか働かないためです。
ポッパーと言っても得意なアクションは様々で、バレットブルは移動距離を抑えたショートポッピング重視と思ったほうが良いです。
バレットブルの使いどころ
バレットブルの主な使いどころは以下3つです。
- マイクロベイトでボイル
- シモリが点在するエリア
- 深場や荒天時
マイクロベイトパターン
イワシやキビナゴでボイルしているときは積極的に使います。
理由としては「海面が割れている時の波動とポッピングの波動が似ているから」や「魚からは泡がベイトの集合体に見えている」と言われてまして、事実ヒットに持ち込めることは多いからです。
個人的にはジグなどの表層早巻きよりポッパー投げたほうが良いと思います。
シモリ付近をじっくり攻める
移動距離が抑えられたバレットブルはシモリ付近をじっくり攻めるのに適しています。
シモリには青物が着いていたり、小魚が着いていたりと何かとチャンスがあるポイントですから、ステイを混ぜつつ時間をかけてみましょう。
深場や荒天時
深場や荒天時ではアピール力が強いプラグを使用して魚に気づいてもらう必要があります。
バレットブルは水平姿勢の視認性の良さと派手なポッピングで広範囲にアピールすることができますから、こういったシーンでは最適です。
また前述の通り、波気があってもエラーが少ないですから操作性の面でもハマります。
まとめ:ポッパーデビューするならバレットブル
この記事ではバレットブルについて以下の解説をしました。
- 特徴と使い方
- シングルフックにする方法
- おすすめカラーの紹介
- メリットとデメリット
- おすすめの使いどころ
バレットブルは難しいテクニックなんか無くともすぐに使いこなせる敷居の低さが魅力です。簡単に操作できれば使用頻度も増え釣果にもつながるでしょう。
重量が気になるようでしたら一回り小さなF130から始めるでも全然OKだと思いますので、興味がある方はぜひ試してみてください。
参考になれば幸いです。
ポッパーの紹介記事です。良かったらご覧ください。
あなたにおススメの記事です。