青物用のシンキングペンシルと言えばモンスターショット。毎年秋になると釣具屋から消えてしまうほどの人気っぷり。
とはいえ、まだ使ったことなくて気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事でモンスターショットについて解説します。お読みいただければ以下について理解することができるでしょう。
- 特徴と使い方
- シングルフックにする方法
- メリットとデメリット
- おすすめのカラー
- おすすめの使いどころ
あなたが求めるプラグなのかも分かるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
良かったら青物用シンキングペンシルのおすすめ記事もご覧になってください。
モンスターショットとは
モンスターショットはプラグの種類でいうとシンキングペンシルに属します。ですから波動を抑えたナチュラルなスイムで幅広いレンジを攻略することができます。
加えて独自の特徴としては以下4つが挙げられます。
- 深場に対応
- 早巻き対応
- 水平姿勢の速いフォール
- スケーティング可能
これをご覧になって気づいた方もいらっしゃると思いますが、率直に言うとモンスターショットはジグです。
ジグのようにオールレンジ且つ線の攻略に特化しており、加えてシンペンらしいウォブリングやスライドアクションができるプラグと思っていただければイメージしやすいと思います。
シンペンにありがちな敷居の高さなど全くなく、非常に扱いやすいプラグと言えます。
モンスターショットの使い方
前述の通り基本的にジグと同じように操作すればOKです。ここではすべてを紹介しきれませんので、青物に有効なものを取り上げます。
- スキッピング
- ただ巻き
- ジャーキング
- スキッピング
-
海面で水を切りながらスイムさせます。
操作方法としてはロッドを立て気味で早巻きしますが、「足場の高さ」「潮流の速さ」に応じで角度や速度を調整してください。
時折、ロッドを下げたり巻く速度を落とすなどして海中に潜らせてやるとバイトしてくることがあります。
- ただ巻き
-
トップに出ないときに水面直下をスイムさせて反応を伺います。
注意点として、あまり早く巻くと海面を割ってしまいますからロッドの角度や巻き速度を調整してください。
ストップ&ゴーを混ぜながら食わせの間を取ってみるのも良いでしょう。
- ジャーキング
-
表層で反応が無ければ沈めていきます。
毎秒約50cmで沈みますからこれを目安に中層を中心に攻めたり、もちろんボトムを取って全層探ってみても良いと思います。
フォールに関しては「カーブ」「フリー」のどちらでもOKです。
モンスターショットをシングルフックにする方法
青物用にシングルフックにされたい方もいらっしゃるかと思いますので手順をご紹介します。
モンスターショットに限った話ではありませんが、基本的には標準フックに近い重量のものを選べば問題ありません。
以下4STEPです。
- 標準フックをメーカー公式で調べる(ほとんどがオーナー社のフックを使用)
- フックの重量を調べる
- 近い重量のシングルフックを探す
- 換装して泳ぎのチェックをする
※モンスターショットの標準フックは型式不明ですから重量は推測値となります。
サイズ | 標準フック | 重量(g) |
---|---|---|
80㎜ | #4 | 約0.9 |
95㎜ | #3 | 約1.1 |
110㎜ | #2 | 約1.4 |
125㎜ | #1 | 約2.1 |
実際に操作してみて違和感やトラブルがないか確認します。
フックがボディを抱き込むこともあるのでその場合はサイズダウンすると良いでしょう。
因みに私が使用している95mmと125mmは以下のセッティングで落ち着いていますので良かったら参考にしてください。
サイズ | シングルフック |
---|---|
95㎜ | カルティバ:プラッガーシングル1/0 |
125㎜ | カルティバ:プラッガーシングル3/0 |
モンスターショットのメリット
モンスターショットのメリットは以下3つがあります。
- 全層探ることができる
- ジグ並の飛距離
- ショアスロー的なことができる
それぞれ解説します。
全層探れる
底まで沈めてワンピッチジャークで全層を手早く探ることができます。
これにシンペンのナチュラルなスイムとフォールが加わりますから魚に効かないわけがありません。正直言ってジグが不要になります。
シンペンに苦手意識を持っている方は多いですが、モンスターショットならOKというのはこういった使い方ができるからだと思います。
優れた飛距離
プロモーションにもある通りとてつもなく飛びます。
ジグにはやや劣るものの十分すぎる飛距離です。
ショアスローもできる
比較的早く沈むためボトム付近を効率的に探ることができます。
また水平の平打ちフォールをしますから
- リフト&フォール
- スロージャークからのフォール
などの低活性な個体な根魚に効くアクションも難なくこなしてくれます。
モンスターショットのデメリット
モンスターショットは非常に優れたプラグですが、やはり苦手な場面というのがありますのでその辺りについてお話します。
- 点の釣りはできない
- 超深場は苦手
点の釣りが苦手
モンスターショットは特定の場所をじっくり攻めるようなことは出来ません。
例えば以下のような使い方です。
- 潮流に乗せてシモリ付近を流す
- 払い出しに乗せてステイする
なぜかというと沈むのが早いからです。基本的には動的な使い方をするものだと思ったほうがよいです。
超深場は苦手
全層探れるとは言っても水深20~30mまでいくと話は変わります。
毎秒50cm沈下ですからこの場合だとボトムを取るまでに40~60秒要します。
巻き上げてしまうならまだ良いですが、底を取り直すのであればテンポが悪くなりますからジグやリライズのほうがスピーディーに探れます。
モンスターショットの使いどころ
特におすすめなのは以下のような時です。
- 荒天時
- シラスパターン
荒天時
理由としては以下2つが挙げられます。
- 風の影響を受けづらい
- 流されにくい
- 風の影響が少ない
-
高比重ですから多少風があっても狙ったポイントまでしっかりキャストすることができます。
- 流されにくい
-
上記同様で比重がありますから狙っているコースやレンジを通しやすいです。他のプラグでは海面を滑ってしまったり、沈められない状況でも操作性を保つことができます。
シラスパターン
アングラーを悩ますシラスパターンでもモンスターショットは有効です。
クリアカラーを選んで
- スキッピング
- 任意のレンジをただ巻きorジャーキング
で誘っていきます。この点はジグにはできない利点かと思います。
因みにこのパターンではポッパーも有効ですから良かったら下記の記事もごらんください。
モンスターショットのおすすめカラー
あくまで私個人の意見ですが
- ピンクイワシ
- グローベリーチャート
- ショッキングオレンジ
のいずれかをおすすめします。理由として青物には以下の4つの性質があると言われているからです。
- 獲物の位置は嗅覚と側線で探知している(臭いと波動)
- 光のコントラストには敏感
- 動くものに反応する
- シルエットは見えている
この中でルアーカラーに関係するのはフラッシングするかどうかだけです。フラッシングさえすれば他はなんでもいいわけですから、アングラーからも視認しやすい上記の3色になるかなという感じです。
次点としてシラスパターン用にクリアカラーもあると良いでしょう。
モンスターショットのインプレまとめ
この記事では以下について解説しました。
- 特徴と使い方
- シングルフックにする方法
- メリットとデメリット
- おすすめの使いどころ
- おすすめカラー
シンキングペンシルとしては異色の存在ですが実績は折り紙付きです。今回ご紹介したことを参考にしていただければ釣果もついてくると思いますので興味がある方は一度お試しください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
青物用シンキングペンシルの記事です。良かったらご覧ください。
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