DUELのマグバレットを搭載した青物プラグ第2弾のバレットダイブ。先発のバレットブルが扱いやすかっただけに今作はどうなんだいと気になっている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
そこで本記事では以下について解説します。
- アクションと使い方
- シングルフックにする方法
- おすすめカラー
- 使用した感想
- 使いどころ
購入しようか迷っている方はもちろん、ダイビングペンシルを探している方の参考になるかと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。
良かったら【青物を狂わす】ダイビングペンシルおすすめ5選記事も併せてご覧ください。
バレットダイブ170Fのアクション
公式にはスイミング系ウォブリングアクションとありますが、ピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので説明します。
一般的にダイビングペンシルというのはヘビのようなS字を描きますが、バレットダイブはS字を描きながらウォブリングします。
ダイビングペンシルにフローティングミノーの要素が加わったと思えばイメージしやすいかもしれません。
実際泳がせてみるとフローティングミノーによくある絶妙なふらつきを発生させることもありまして、このイレギュラーなアクションによってバイトチャンスも増えるのではないかと期待してます。(まだ釣っていない)
また、もう一つの特徴であるラトルサウンドについてですが、浮き上がり切ったタイミングで「カチャ」という音が聞こえてくるほどの大音量です。
このように強めの水押しと音でアピールに振り切ったアクションがバレットダイブの持ち味と言えるでしょう。
バレットダイブ170Fの使い方
主な使い方は以下になります。
- ジャーキング
- リーリング
それぞれ見ていきましょう
ジャーキング
メインとなる使い方で、手順は以下の通りです。
- キャスト後、軽く糸ふけを取る
- ロッドでラインを引っ張るようにサビく
- ロッドを前方に戻しながら糸ふけを回収
- 以下②③の繰り返し
②の動作する長さによってショートジャークとロングジャークを使い分けます。
ショートジャーク
「短い距離をスイム~海面に浮上」というコンパクトなアクションをします。必然的に「間」が多くなりますから食わせを意識した使い方となります。
ロングジャーク
「長い距離をスイム~海面に浮上」というアピール重視のアクションをします。深場やオープンフィールド等で誘い出したい時に使用します。
ショートとロングを組み合わせることも可能です。例えば
「ショートジャーク×2→ロングジャーク」などです。この辺りはアングラーの手癖のような面もありますから、入り路と試してシックリくるものを探してみるとよいでしょう。
リーリング
ロッド操作ではなく、リーリングでスイムさせるテクニックです。
- ロッドを下方向へ入力してダイブさせます。
- ダイブを確認することが出来たら、すかさずリーリングでスイムさせます。
- 任意の距離をスイムさせたらロッドを前方に戻して(ラインテンションを抜く)浮上させます。
プラグのアクション自体はジャーキングのそれと違いはありませんが、スイム距離(時間)をより細かくコントロールできるという利点があります。(例:「シモリまで一気にスイムさせて浮上させる」など)
またジャーキングでは海面を飛び出してしまうようなコンディションでも比較的安定してダイブできます。
バレットダイブ170Fをシングルフックにする方法
当サイトではお馴染みとなった「シングルフックにする方法」ですが、170Fについては検証してきましたのでご紹介します。
結論としてはシャウト社のシングルクダコ5/0で問題なさそうです。(以下経緯)
まず標準搭載のフックについてですが公式を確認すると以下のようになっています。
サイズ | 標準フック※1 | 重量※2 |
---|---|---|
140F | #1/0 | 3.18g |
170F | #2/0 | 4.56g |
- ※1 型式については恐らくオーナー社のST66シリーズと思います。
- ※2 ST66とした場合の重量です。
重量さえ分かれば、あとは近い重さのフックを選んでテストするだけとなります。
シャウト社のシングルクダコ5/0が4.4gと近い重さのため、テストしてきましたが標準フックと比べてアクションに大きな変化も見られず良好でした。
140Fについては未確認ながら恐らくシングルクダコ4/0(3.3g)が候補になるかと思います。若干重くなりますが、アクションに問題があればリングの番手を下げて調整すれば良いでしょう。
バレットダイブ170Fのおすすめカラー
ご自身が信じられるカラーを選ぶのが一番です。というのもトップウォータープラグに関しては色の違いによる釣果の差というのはあまり感じないからです。
とはいえ、間接的に影響することもありますからその辺りについてお話しします。
まず結論としては
- グローベリーチャート
- ピンクイワシ
- ショッキングオレンジこ
がおススメで、理由としては視認性が良いからです。視認性が良いと
- 操作がしやすい
- シモリやブレイクとの位置関係が常に把握できる
- 波の頂上で入力してしまうなどのエラー要因を排除できる
- 潮流を視覚的にも認識できる
というふうに情報収集や質の高い操作、コースの修正、ルアーの選択に役立ちます。結果、釣果に繋がっていると考えています。
バレットダイブ170Fを使用した感想
多分、みなさんが一番気にしているであろう「飛距離」、それと「使用感」について触れたいと思います。
飛距離
まず使用したタックルについてですがHクラスのロッドに1400番のリール、PE5号という組み合わせです。このタックルでキャストした場合ということでお話しします。
結論から言うと他のダイペンと比較してずば抜けて飛ぶという印象はありません。というのも、着水地点に違いがなかったからです。
ただ比較したプラグもラピードやヘッドディップなどの距離が出るプラグですからバレットダイブが飛ばないわけではありません。
あくまで(私のタックルでは)飛距離は十分出るけど頭一つ抜けているわけではないという印象です。
使用感
ショートジャークでコンパクトな動きをテンポよくするのが良さげです。というのも浮力が強く浮き上りが早いためです。
一方でロングジャークの場合、浮力に負けて滑ることがありましたので、丁寧に引くかティップを下げたままリーリングしてやる必要があります。
操作に慣れが要るものの、ウッドプラグのようなテンポの良い操作ができるのはメリットだと感じます。
また良い意味で引き抵抗が強く、潮の流れの変化は察知しやすいので「待ち」のタイミングでも活躍してくれそうです。
バレットダイブ170Fの使いどころ
他のプラグではアピール不足な状況下で使用するのが一番良さそうです。
- 深場
- 広大なオープンエリア
- 荒天時
水押しが強くラトルサウンドもあって波動が強いですから、こういった状況でもしっかりアピールしてくれるでしょう。
一方で凪などの穏やかな状況ではナチュラル系のプラグに任せるなどして、無駄なプレッシャーを与えないよう注意が必要です。
ここぞという場面で使用してこそ持ち味が発揮できると思います。
バレットダイブ170Fのインプレ:まとめ
本記事では以下について解説しました。
- アクションと使い方
- シングルフックにする方法
- おすすめカラー
- 使用した感想
- 使いどころ
バレットダイブは樹脂製プラグながらウッドプラグのようなアピール力の高さが魅力です。魚に気づいてもらう機会が増えることで釣果にも繋がるでしょう。
ご興味がある方は是非試してみてください。
参考になれば幸いです。
良かったら併せてご覧ください。
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