青物ポッパーを探していると一度は目にするポップクイーン。一体どんなポッパーなのか気になっている方も多いかと思います。
そこでこの記事ではポップクイーンを使って感じたことや使い方について解説します。
お読みいただければ以下について理解することができるでしょう。
- ポップクイーンの操作方法
- フックのセッティング
- おすすめの使いどころ
自分に合っているのかも分かるかと思いますので是非最後までお付き合いください。
それでは解説します。
良かったら【最強】青物ポッパーのおすすめ5選もご覧ください。
ポップクイーンF160の特徴
最大の特徴はやや高めのカップ音です。
ポップクイーンが発する300~1000Hzの音というのは中から高中の帯域で音抜けに影響します。雑音が混じる中でもはっきりと聞こえるため、荒天時に埋もれないのがメリットとなります。
また泡が細かく残りやすいのも特徴です。
ポップクイーンF160の使い方
主な操作法は以下4つです。
- ジャーキング
- リーリング
- トゥイッチ
- ただ巻き
ジャーク
- キャスト後、軽く糸ふけを取ります。(少し残します)
- ロッドを下方向にサビきます。(ロッドでラインを引っ張るイメージで)
- ロッドを前方に戻しながら糸ふけを取ります。
- 以下②~③の繰り返し
②の入力の長さによってアクションが2通りに変化します。
- ショートジャークで小刻みな連続ポッピング
- ロングジャークで大きな飛沫を上げながらのポッピング
リーリング
- ロッドを下方向に軽くサビいてポッパー水平状態にさせます。(ジャーキングはしない)
- 水平になったのを確認したらすぐにリーリングでスイムさせます。
- ステイしたい時はロッドを前方に戻しながら余分なフケを回収します。
- 以下①~③の繰り返し
ジャーキングと異なるのは周囲に障害物があっても操作できる点と、任意の場所までスイムさせ続けることができる点です。
状況によってジャーキングと使い分けてください。
トゥイッチ
操作方法はシンプルですがやや難易度が高いです。
ロッドで小刻みにラインを引っ張りつつリーリングで糸ふけを回収します。
この操作によって頭を左右に振りながら前進するドッグウォークというアクションをします。
弱ったベイトを演出してバイトを誘うのが主な使用方法となります。
ただ巻き
ゆっくり巻くだけです。
海面にV時の引き波を作りアピールすることができます。
ポップクイーンF160をシングルフックにする手順
シングルアシストやダブルアシストに変更する手順を解説します。
ポッパーはダイビングペンシルほどフックによってアクションが崩れることはありませんから、泳ぎに関しては標準搭載の重量に近い物を選べば大丈夫です。
例えばポップクイーンの公式スペックを見てみると以下のようになっています。
サイズ | フック |
---|---|
F160 | ST66#2/0 |
フックの大きさがわかれば
- オーナー社公式にてST66#2/0の重量を調べてみる
- ST#2/0は4.56g
- 4.56gに近いフックを探す
- フック重量が足りなければリングを1番手重く、重すぎればリングを1番手軽くするなど微調整(面倒であればやらなくてもOKです)
という流れになります。
因みにMaria公式では適合フックを紹介していますので面倒な方は参考にすると良いでしょう。
以下一部抜粋です。
- シングルアシスト:シャウト社「シングルクダコ#3/0~5/0」
- ダブルアシストフック:シャウト社「ダブルクダコ#2/0~3/0」
シングルアシスト
参考までに私がF160に使用しているシングルアシストをご紹介します。
シャウト社のシングルクダコ4/0をメインで使っています。
下の表を見ていただくと、実は5/0を使ったほうが標準のフックに重量が近いです。しかしあえて軽量な4/0にしている理由はマイクロベイトパターンのショートバイトでもフックが吸いこまれやすいからです。
シングルクダコのサイズ | 重量(g) |
---|---|
#3/0 | 2.5 |
#4/0 | 3.3 |
#5/0 | 4.4 |
フックの交換では、狙っている個体の状況に合わせて微調整が必要となることも覚えておくと良いでしょう。
- 重量の確認
- フックが絡まないこと
- 食わせやすいフック
の3つがポイントです。
ダブルアシスト
シングルアシストでものせきれない場合はダブルアシストにするという手もあります。
その場合のセッティングは
- シャウト社のショートダブルクダコ#2/0をフロント
- 同社のダブルクダコ#2/0をリア
となります。
総重量はシングルアシスト1個と大差ありませんが、フック1個あたりが軽量になることでより吸い込みに強くなります。
状況によって換装できるようにストックしておくと良いと思います。
ポップクイーンF160のメリット
ここでは個人的にポップクイーンF160の「ここが良かった」というお話です。
- 飛距離がでる
- 多彩なアクション
飛距離
見るからに空気抵抗が少なさそうな砲弾ボディのため姿勢がよく、風の影響も少ないです。
私のPE5号タックルでもアベレージは(おそらく)70m弱かと思います。
多彩なアクション
使い方でも解説した通り魚にアピールする手段が豊富です。
- ショートとロングポッピング
- トゥイッチによる食わせの間
- リーリングによるロングダイブ
など手はいくらでもあります。
出番が多いプラグを1本持っておけば荷物の軽量化にもなりますから、意外と恩恵が大きいように感じます
ポップクイーンF160はやや上級者向け
操作は簡単なんですが、多彩なアクションを適宜使い分けるというのが難しいのです。
- 軽めのポッピングをしていて見切られた←もっと泡をまとわせればよかったのかな・・・
- ロングジャークしていて乗り切らなかった←ドッグウォークを挟んでいたほうがよかったのか・・・
できることが多い故、状況に応じた判断力と練度が釣果にモロにでます。
ポップクイーンF160を使いたいシーン
私が思うポップクイーンの出番は以下3つです。
- マイクロベイトパターン
- 荒天時
- 凪
それぞれ解説します。
マイクロベイトパターン
ポッパー全般に言えることですが、イワシやキビナゴでボイルが発生しているときに効果的です。
- ジグを表層で早巻き
- シンペンでスキッピング
もちろん有効ですがそれでも攻略できずに悩んでいる方は是非お試しください。なぜかわかりませんが1発で釣れます。
荒天時
この場合もポップクイーンに限りませんがポッパーが最も輝くときです。
波が高くダイペンではまともに操作できない状況でもカップが潮を噛むポッパーなら潮流も把握できる上に、安定した操作が可能です。
波に埋もれないよう大きめのスプラッシュや強い泡をまとったスイムを行うと良いかと思います。
凪
ベタ凪でもポッパーは使えます。
アクションは「ただ巻きの引き波+小さなスプラッシュ」の組み合わせがおススメです。
一度試してください。下からガツン!と出ます。
青物ポッパー:ポップクイーンF160のインプレまとめ
この記事では以下について解説しました。
- 特徴と操作方法
- フックのセッティング方法
- メリットやおすすめの使い方
ポップクイーンは簡単に操作できる一方で、多彩な使い方もできる奥が深いポッパーです。
- 対応力のあるポッパーが欲しい方
- ポッパーの扱いが上手くなりたい方
には最適なプラグだと思いますので、気になった方は是非一度お試しになってください。
参考になれば幸いです。
ポッパーの紹介記事です。良かったらご覧ください。
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